ツワブキ(石蕗)は、暑さにも寒さにも強いとても丈夫な植物です。
放ったらかしにしていても毎年秋になると、大きな葉の間から「すーっ」と首を長く伸ばすように高い茎(花茎)を立ち上げて、鮮やかな黄色い花を咲かせてくれます。

秋が深まり周りの花が少なくなってくる季節に、凛と咲くその姿はどこか健気でほっとします。
実家の庭でも、今年も花芽がぐんぐん立ち上がってきました。
家屋の裏庭の半日陰に咲くツワブキは、ちょっと特徴的な葉をしています。
濃い緑色の葉に、黄色い斑点が不規則に入っているタイプです。
確か「蛍斑(ほたるふ)」と呼ばれる品種で、まるで葉っぱの上に蛍がとまっているように見えることから、そう名付けられたのだそう。母のお気に入りです。
常緑で年間を通してツヤツヤとした美しい葉を楽しめるので、お庭のアクセントとして抜群の存在感を発揮してくれています。

「ツワブキ=和風のお庭」というイメージが強いかもしれませんが、実際に植えてみると洋風のガーデンにもしっくり馴染んでくれます。
和洋どちらのお庭にも合わせやすい万能選手です。
庭植えなら、一度植えてしまえばほとんど手がかからないのも嬉しいポイントですね。
こちらは、斑が入っていない一般的なツワブキです。

本来ツワブキは、日陰で少し湿り気のある場所を好む植物とされています。
ですが、我が家で植えているこの場所は、朝から太陽の光がしっかり当たる日向なんです。
それでもご覧の通り、黄色い花を咲かせ、とっても元気に育ってくれています。
環境への適応力が高く、本当に丈夫な植物だなと感心してしまいます。

実はツワブキって、普通のフキと同じように食べられるのをご存知ですか?
ちょっとアクが強いですが、独特の苦味があって私は好きです。
煮物や佃煮はもちろん、きんぴらや汁物の具にしても美味しいんですよ。
【基本的な下処理とお料理のコツ】
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柔らかい新芽を収穫したら、葉を落とします。
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熱湯をサッとかけて、外側の皮をむきます。
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しばらく水にさらしてアク抜きをします。
あとはお好みの味付けで調理するだけです。
また、新芽を天ぷらにして食べるのも季節ならではのお楽しみ。
サクサクしてとても美味しいので、お庭にある方はぜひ試してみてください。
※ツワブキにはピロリジジンアルカロイドという成分が含まれているため、生のまま食べるのは避けましょう。アク抜きをしてから調理してくださいね。
手がかからず、見て美しく、食べて美味しいツワブキ。
お庭のちょっとしたスペースに、おすすめの植物です。
それでは、素敵な休日をお過ごしください。


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