
母の日に、娘から思いがけずアジサイの鉢植えをプレゼントしてもらいました。
名前を聞いてまず驚いたのが、その品種名。
なんと「ひな祭り」というのです。
可愛らしい名前ですよね。
咲き始めは涼しげな青紫色なのに、花びらの縁にだけほんのりとピンクが差していて、まるで着物の裾に施された刺繼のよう。
レースのカーテン越しの柔らかな光の中で見ると、一輪一輪の表情の違いにも気づかされます。
今日はこの「ひな祭り」というアジサイの魅力と、調べてみた育て方のポイントをまとめておきたいと思います。
アジサイ「ひな祭り」ってどんな品種?

アジサイ「ひな祭り」は、装飾花(いわゆる花びらのように見える萼片)が幾重にも重なる、八重咲きタイプの品種です。
開花が進むにつれて色合いが少しずつ変化していくのも大きな特徴で、咲きはじめの爽やかな青紫から、時間が経つとともに縁のピンクが濃くなり、全体がやわらかなグラデーションを描いていきます。
一つの鉢の中でも、開いたばかりの花と、少し時間が経った花とが混在するため、同じ株なのに何色ものアジサイが集まっているように見えるのも楽しいところです。
今回いただいた鉢も、青みの強いもの、白に近いもの、ピンクが際立つものがそれぞれ寄り添うように咲いていて、飽きることなく眺めてしまいました。
名前の由来を想像してみる
アジサイの品種名には、花の姿から連想して名付けられたものが多くあります。
「ひな祭り」という名前も、幾重にも重なった花びらの華やかさや、青とピンクが混ざり合う配色が、雛人形の衣装や飾りを思わせることから来ているのではないかと思います。
季節の行事の名前がついた植物を暮らしの中に置いておくと、花を見るたびにその情景がふっと浮かんでくるような、ちょっと特別な気持ちになりますね。

アジサイをできるだけ長く楽しむために
せっかく娘が選んでくれた贈り物なので、できるだけ長く、きれいな状態で楽しみたいもの。
アジサイは他の鉢花に比べても水をよく吸う植物なので、いくつか気をつけたいポイントを書いてみました。
置き場所:直射日光を長時間浴びると花が傷みやすいため、レースカーテン越しのような明るい日陰が向いています。エアコンの風が直接当たる場所も避けたほうが安心です。
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと。アジサイは乾燥に弱く、少し目を離した隙に葉がしんなりしてしまうこともあるので、鉢植えのうちは水切れに特に注意したい植物です。
花がら摘み:色が変わって傷んできた花は、早めに摘み取ると株の負担が減り、他の花も長持ちしやすくなります。
地植えにする場合:鉢のアジサイを庭に植え替えることもできます。ただし品種によって適した剪定時期が異なるため、翌年もきれいに咲かせたい場合は、花が終わった後のタイミングを見極めることが大切だそうです。
鉢のまま室内で楽しむのはもちろん、落ち着いたら庭に植え替えて、毎年少しずつ株を育てていくのも素敵な楽しみ方だと思います。
おわりに
品種名も、花の色の移ろいも、そして娘が選んでくれたということも、すべてが重なって、私にとって特別な一鉢になりました。
「ひな祭り」という名前を聞くたびに、今年の母の日のことを思い出しそうです。
これから季節が進んで、花の色が少しずつ変わっていくのを眺めながら、大切に育てていきたいと思います。
素敵な贈り物をありがとう。


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