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認知症と孤独の関係|見守りカメラで一人暮らしの父を支えた話

母の入院が決まったとき、いちばん心配だったのは母よりも、家にひとり残る父のことでした。

父は最近、新しいことを覚えるのが少し苦手になってきています。

とくに機械の操作は大の苦手で、長年使っていたガラケーが壊れてスマートフォンに替えた途端、まったく使えなくなってしまったほどです。

そんな父が、いつもそばで話し相手になってくれていた母がいなくなることで、ぽつんと取り残されたようにならないだろうか。

会話が減って、なんとなくぼんやり毎日を過ごしてしまわないだろうか――それが気がかりでした。

認知症と孤独は、意外と関係が深い

孤独感や社会的な孤立が、認知症の発症リスクに関わっているという研究は国内外でいくつも報告されています。

孤独を感じている高齢者は、そうでない人に比べて認知症の発症リスクが高まるという報告もあり、その理由のひとつが「会話の機会が減ることによる脳への刺激の少なさ」だと言われています。

考えてみれば当たり前かもしれませんが、人と会話をするときは、相手の声を聞き取り、表情を読み取り、話の内容を理解して、適切な返事を考える……というやり取りを何度も繰り返していて、脳をかなり使っています。

逆に言えば、話し相手がいなくなると、その刺激がごっそり減ってしまうということでもあります。

母が入院している間も、できるだけ今までと同じように顔を見て話せる時間を作ってあげたい。

そう思ったことが、見守りカメラを使ってみようと思ったきっかけでした。

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顔を見ながら話せる見守りカメラ「ボーイ君」

そんなときに出会ったのが、顔を見ながら話ができる液晶画面付きの見守りカメラでした。

我が家ではこの子を「ボーイ君」と名付けて、家族の一員のようにかわいがっています。

いちばん助かっているのは、父が何も操作しなくていいという点です。

母が病院のベッドからスマホでアクセスすると、父の目の前に置いたボーイ君の画面に、母の顔がふわっと映ります。

「お父さん、元気にしてる?」と声をかければ、父はただその声に気づいて返事をするだけ。

「おう、元気だぞー」と、いつもの調子でそのまま会話が流れていく――この自然さが、思っていた以上にありがたいものでした。

アクセスする側、つまり母や私たち家族は多少スマホ操作が必要ですが、難しいことは何もありません。

カメラの向きもスマホから操作できるので、父の足元で丸くなって眠っている愛犬の様子をこっそり覗くこともできます。

暗い部屋や夜間でも鮮明に写す機能もついています。

父には負担をかけず、家族だけがそっと見守る形で使えるところが、この見守りカメラの気に入っている点です。

写真や動画も撮影できますし、スマートフォンは最大10台まで登録できるので、母だけでなく私も必要なときにそっと様子を見ることができます。

「あら、また居眠りしてるな」と笑ったり、「今いないけど、トイレかな、散歩かな」と想像したり。

カメラはアクセスしたときだけ動き出す仕組みなので、プライバシーを守りながら「そばにいる安心感」だけを届けられるのも、ありがたいポイントです。

スマホ側で聞こえる父の声は多少こもることもありますが、耳が遠くなってきた父には、こちらの声さえクリアに届いていれば十分。

父のほうからボタンひとつで、登録した家族のスマホに連絡できる機能もあり、家族としてはとても心強く感じています。

見守りカメラを選ぶときに気をつけたいポイント

これから見守りカメラを探す方のために、選ぶときに見ておくとよいと感じたポイントをまとめてみました。

1) 見守られる側が操作しなくて済むか……家族が離れた場所からスマホで確認・通話でき、見守られる本人は特に何もしなくていいタイプなら、機械の操作が苦手な方でも無理なく使えます。

2) カメラの向きを遠隔で動かせるか……固定式のカメラだと、映る範囲がずっと同じになってしまいます。スマホ側で首振りさせて角度を変えられるタイプなら、部屋の中の様子をそのつど広く確認できて安心です。

3) 登録できるスマホの台数……1台の登録しかできないと、見守れる家族がひとりに限られてしまいます。家族が複数人で交代しながら見守りたい場合は、登録できる台数が多いモデルのほうが便利です。

4) プライバシーへの配慮……常に録画・録音され続けるタイプなのか、それとも家族がアクセスしたときだけ映像が動き出す仕組みなのかで、見守られる側の気持ちの負担が変わってきます。購入前に確認しておくと安心です。

5)通話の声の聞き取りやすさ……画面越しの会話がメインになるので、スピーカーの音質は見落とされがちですが意外と重要です。とくに耳が遠くなってきたご家族がいる場合は、声がこもらずクリアに届くかどうかを確認しておきたいところです。

我が家で実際に使っている見守りカメラは、現在品切れになっているようですが、同じように、顔を見ながら会話ができ、見守られる側が難しい操作をしなくても使えるタイプのものをご紹介させてもらいました。見守りカメラを選ぶ際の参考になればうれしいです。

母が家にいないあいだ、父のそばで静かに寄り添ってくれる存在。

小さな機械なのに、まるで家族がひとり増えたような安心感を運んでくれています。

今日もボーイ君は、父の暮らしをそっと照らす、小さな明かりのように灯っています。

ありがとう、ボーイ君。

コメント

  1. ekawa より:

    妻が入院中なので、それに面白そうなので、先ほど(12月20日)、購入しました。

  2. hanawantan より:

    コメントありがとうございます。
    ご購入いただき嬉しいです。
    実際の使い心地など、少しでも参考になれば幸いです😊
    どうぞお大事になさってください🩷

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