山歩きをたっぷりと楽しんだ日の午後、茨城県北茨城市にある「花園神社(はなぞのじんじゃ)」へ参拝してきました。

駐車場から境内へと続く道の脇には、透き通った綺麗な沢が流れており、やわらかなせせらぎの音が心地よく響いています。
ひんやりとした水の音を聞いているだけで、山歩きで少し疲れた足と体が静かに解きほぐされていくような心地よさを感じました。
境内に入ると混雑もなく人の気配はまばらで、澄み切った空気と深い静けさだけが満ちています。

ふと目に留まったのは、社殿に施された立派な彫刻の数々。
花園神社は、滋賀県の日吉大社から勧請(かんじょう)されたと伝えられており、境内には神様のお使いである「神猿(まさる)」の姿が多く見られます。
全部で14体あるそうですが、私が見つけられたのは半分ほどでした。
日光東照宮を思わせるような凛とした気高さがありながら、「魔が去る」「勝る(まさる)」に通じる縁起の良いお猿さんたちは、どこか愛らしく親しみやすさも感じさせてくれました。
参拝の際は、ぜひ境内を散策しながら神猿探しも楽しんでみてくださいね。

坂上田村麻呂ゆかりの歴史と、光が降り注ぐ社
拝殿でゆっくりと手を合わせたあと、境内の裏手へと足を延ばしてみました。
花園神社の創建は延暦14年(795年)、征夷大将軍・坂上田村麻呂が奥州へ向かう際、夢のお告げによって建立したと伝えられる大変歴史ある古社です。
古くから山岳信仰の霊場として崇められてきました。
そんな長い歴史を感じながら拝殿の裏手へ回ると、小さな社が三つ並ぶ、ひときわ空気の澄んだ静かな場所が広がっています。
・金刀毘羅神社(ことひらじんじゃ)
・千勝神社(ちかつじんじゃ)
・鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)
です。
社の前まで来ると、一緒に歩いていた我が家のわんこがふいに足を止め、じっと動かなくなりました。
「どうしたの?」
そう思った次の瞬間、木々の間からやわらかな光が差し込み、あたりを明るく照らします。
言葉は話せなくても、わんこなりに心地よい空気を感じていたのかもしれません。

拝殿の左手、広い境内の奥に佇む圧倒的な「三本杉」
そのあと、拝殿を正面にして左側の道を少し歩いてみました。
花園神社の境内は思った以上にとても広いです。

少し離れたその場所へ向かうと、地上高くへまっすぐに伸びる、立派な御神木「三本杉」が姿を現しました。

樹齢推定800年、高さ約50メートルにも及ぶこの巨木は、地上約10メートルのところで幹が綺麗な3本に分かれています。
これは、花園神社に祀られている三柱の神様(大山咋大神・大山祇大神・大物主大神)の象徴として古代より大切にされてきたそうです。
静けさの中にたたずむその雄大な姿からは、長い年月を生き抜いてきた力強さと厳かな雰囲気が感じられました。
午後のやわらかな光、耳に心地よい沢の音、そして誰もいない静かな境内。
すべてがやさしく重なり合って、心がふっと解放されるような、本当に素晴らしい参拝になりました。
愛犬と楽しむ参拝のポイント
花園神社は自然豊かな境内で、マナーを守れば愛犬と一緒に参拝や散歩を楽しめる貴重なスポットです。
ただし、沢の周辺や境内は時期によって足元が湿っていることや、小さな砂利道もあります。
ワンちゃんと参拝される際は、足元を気にかけながらゆっくり歩いてあげてくださいね。
また、山歩きや神社での散歩の後は、車に乗る前にワンちゃんの足を綺麗に拭いてあげるグッズがあると安心です。
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【参拝メモ】
・花園神社(はなぞのじんじゃ)
・所在地:茨城県北茨城市華川町花園567
・電話番号:0293-43-9212
・駐車場:あり(無料)
・御祭神:大山咋大神(オオヤマクイノオオカミ)、大山祇大神(オオヤマズミノオオカミ)、大物主大神(オオモノヌシノオオカミ)
・見どころ:境内のせせらぎ、拝殿裏の社と木漏れ日、拝殿左手の御神木「三本杉」(樹齢約800年)、神猿の彫刻
・注意点:愛犬同伴可(リード着用・マナー重視)。
※足元が湿りやすいため歩きやすい靴でお出かけください。
北茨城周辺のドライブ案内
花園神社のある北茨城エリアは、豊かな海や山に囲まれた自然豊かなドライブコースとしても非常に人気があります。
周辺には愛犬と一緒に宿泊できるアットホームな宿や温泉宿もありますので、ワンちゃんとの一泊旅行にもぴったりの地域です。
慌ただしい毎日から少し離れて、静かで豊かな自然と神聖な光に癒やされたい方は、ぜひ愛犬と一緒に訪れてみてくださいね。
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