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退院後の転倒防止と立ち上がりを楽に。置き型手すりと滑り止めマットで始める「環境整備」

今日は母の退院後、二週間目の診察日でした。

通院同行のために朝早く実家に駆けつけた私をよそに、母はすでに準備万端。

その余裕のある表情に、私の肩の力も少し抜けました。

病院で久しぶりに主治医の先生とお会いした瞬間、母の表情がぱっと明るくなりました。

あの笑顔を引き出せるのは、先生のお人柄ゆえ。

患者との信頼を育てられることもまた、凄腕医師の証なのだと思います。

手術中、何度も血圧が落ちる危険な状況があったそうですが、その極限の中で命を守る判断を重ねてくださったことを思うと、胸が熱くなります。

医師という仕事の尊さに、感謝してもしきれません。

母は股関節の手術後、順調に回復し、リハビリにも励んでいました。

ところが退院日も決まった矢先に急変し、胆のう破裂で三次救急へ……。

ICUで人工呼吸器につながれ、一週間ほとんど眠り続けていました。

あの時間を思えば、今こうして自宅で過ごしている姿は、やっぱり奇跡だと感じます。

起き上がりと立ち上がりが劇的に変わる!置き型手すりは「介護保険レンタル」が安心なワケ

そんな母の退院にあわせて、我が家ではまずベッド脇に設置する「置き型手すり」を1つだけ介護保険でお借りすることにしました。

この手すりが1つあるだけで、ベッドからの起き上がりや立ち上がりの安定感がまるで違います。

ちなみにこの置き型手すり、最近ではネット通販やホームセンターなどで簡易的なものが安く手に入ったりもしますよね。

でも、元ケアマネの視点からお伝えすると、手すりは絶対にしっかりとした安全なものを選んでいただきたいポイントなんです。

身体機能に合っていない簡易的なものだと、手すり自体が軽すぎて体重をかけた時にグラッと動いてしまったり、床の上で滑ってしまったりと、かえって危険な状況を作ってしまうことがあります。

介護保険を利用すれば、ずっしりと安定感のあるちゃんとした置き型手すりが、自己負担1割の方なら月々400円前後(※種類や負担割合によって異なります)でレンタルできます。

専門家に見てもらいながら安全なものを借りるのが、一番安心でお得な方法なんですよ。

手すり1本がもたらす本当の意味

設置の際は、福祉用具専門相談員さんが実家にきてくださり、実際に寝起きの様子を丁寧にやってみせてくれました。

どこに手をつくと力が入りやすいか、足の位置はどうなるかなど、一緒に動きを確認してくれるプロセスは本当に心強いものです。

体の状態に合わせた手すりが1本あるだけで、ご本人の中に「自分の力で動けた!」という大きな自信が生まれます。

高齢の方にとって一番大きなブレーキになってしまうのが、「また転んだらどうしよう……」という恐怖心です。

その不安を取り除いてあげるだけで、「自分から動いてみよう」という前向きな意欲が自然と引き出されていきます。

そして何より、見守るご家族の「これなら大丈夫」という安心感につながり、毎日のハラハラや心の負担が軽くなること。

たった1本の手すりですが、「本人の自信」「転倒の不安解消」「家族の安心」という3つの大きな変化を生んでくれます。

ただ道具を置くのではなく、心と暮らしを支える環境を整える。

そこに大きな意味があるのだと実感しています。

見落としがちだけど超重要!転倒を防ぐ「足元の滑り止めマット」

そして、手すりとセットでぜひ知っていただきたいのが「足元の滑り止めマット」です。

足元がしっかり踏ん張れると、ご本人の持っている力がぐっと発揮しやすくなるんですよね。

床から立ち上がる瞬間や、ベッドから足をついたときのちょっとした「滑り」は、高齢者の転倒事故の大きな原因になります。

特に病気や手術のあとで足腰の筋力が落ちている時期は、フローリングや畳の上で足元が滑らないよう環境を整えることが欠かせません。

ベッドから足を下ろす位置にしっかりグリップの効く滑り止めマットを1枚敷いておくだけで、立ち上がりの踏ん張りが利き、滑落や転倒のリスクをぐっと減らすことができます。

ちなみに私はケアマネ時代、立ち上がりの滑り止めとしてシンエイテクノの「ゼオシーター」というマットをよくお勧めしていました。

このマット、すべり止めとしての安心感はもちろん、ゼオライトが配合されていて消臭効果が高いのが大きな魅力なんです。

EVAの発泡スポンジ製で汚れても水洗いですぐ綺麗になり、あっという間に乾くのでお手入れも本当に楽なんですよ。

今のところ、母はこの手すりと足元の環境調整だけでしっかり過ごせていて、本当にありがたい限りです。

さらに今回は、ケアマネジャーさんが股関節の手術をした病院に掛け合ってくださり、母の体を一番よく知るチームが訪問リハビリとして関わってくれることになりました。

「介護保険の卒業」を目指して、焦らず希望を持って

実は、母の介護申請はこれで三回目です。

振り返れば母はその都度、必要な支援を受けながら、ちゃんと自分の力で日常へ戻ってきた人でした。

好きな料理も、もう再開しています。

椅子に腰かけ、休み休みではありますが、台所に立つ背中には「暮らしを取り戻そう」という静かな意志が宿っています。

今回も、私は陰ながら「介護保険の卒業」を目標にしています。

……なんて言うと、「娘は厳しいなぁ」と言われちゃいそうですけれどね(笑)。

焦らず、でも希望を持って。

奇跡のような「今」があることに感謝しながら、母のペースを温かく見守っていきたいと思います。

コメント

  1. LabradorReo より:

    お母様の回復、本当に良かったですね。良い医師に出会えたのはお母様の運なのかもしれませんね。手術をされてまだ不自由があるかと思いますが、好きな事をして楽しく過ごされと良いですね。

  2. hanawantan より:

    ありがとうございます😊
    本当に良い先生とのご縁に恵まれ、ありがたい気持ちでいっぱいです。
    母が好きなことを楽しめる日常に戻れるよう、家族で支えていきたいと思います。