85歳の母に、軽くて斜めがけできるバッグをプレゼントしました。
母はパーキンソン病があり、歩くときはすり足になります。
両膝の変形も進み、以前に比べると歩くこともずいぶん大変になってきました。
それでも、できることは自分でやりたいという気持ちがあり、今も時々ひとりでスーパーへ買い物に出かけています。
そんな母に、少し前、思いがけない出来事がありました。

スーパーでバッグを盗まれてしまった母
ひとりで買い物をしていたときのことです。
母は気になる商品を見ようと、バッグをカートの持ち手に掛けたまま、その場を離れました。
そして、レジで会計をしようとしたとき、バッグがないことに気づいたのだそうです。
バッグは戻ってきたものの、中に入っていた現金だけが抜き取られていました。
「いつ持っていかれたのか、全然わからなかった」
悲しそうに話す母の様子から、どれほど驚き、ショックを受けたのかが伝わってきました。
自分では何も気づかないうちに、大切な持ち物を盗まれていたのですから、怖かったでしょうし、悔しい思いもしたと思います。
年齢を重ね、足元にも不安が出てきている母にとって、ひとりで出かけること自体、以前より気を遣うようになっているはずです。
せっかく自分で買い物に出かけたのに、こんな経験をしてしまったことが、私も残念でなりませんでした。
そこで、バッグをカートに掛けたままにしないよう、身につけておけるものを探すことにしました。
候補にしたのは、斜めがけできるショルダーバッグです。
ただ、母は歩行が不安定なので、もしバッグを強く引っぱられたら、バランスを崩して倒れ、大けがをする危険もあります。
その点は少し迷いましたが、本人が使いやすいこと、できるだけ負担にならないことを考えて選んだのがこちらです。
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軽くて、小柄な母にも使いやすいバッグ
このバッグは、とにかく軽いところが気に入りました。
ポケットがたくさん付いているので、小物を分けて収納できますし、ファスナーで閉じられるため、中身が見えにくいのも安心です。
財布やスマートフォンなど、買い物に必要なものを整理して入れられます。

撥水素材なので、急な雨が気になる日にも使いやすそうです。
ショルダーベルトは長さを調整できるので、身長150cmほどの小柄な母にも合わせることができました。
実際に母が掛けてみたところ、バッグの位置もちょうどよく、体になじんでいるようでした。

両手が空くため、買い物カートを押したり、商品を手に取ったりするときにも便利です。
バッグは、使う人の体格や身体の状態によっても使いやすさが変わるもの。
母が実際に身につけた写真が、サイズ感の参考になればと思います。
ファスナーの引き手が大きめなのもポイントです。
指を掛けやすいので、開け閉めがしやすいところも気に入っています。
高齢になると、重さや大きさ、開閉のしやすさなど、若い頃には気にならなかったことが、日々の暮らしの中で大切になってきますね。
自分で選んで買う。その時間も大切にしたい
私は長年、ケアマネジャーとして多くの高齢者やご家族と関わってきました。
その経験から感じているのは、年齢を重ねたり、病気によって身体の自由が利きにくくなったりしても、本人が自分でできることまで周囲が先回りしてやってしまわないことの大切さです。
買い物ひとつをとっても、そこにはいろいろな動作や判断があります。
何を買おうか考える。
売り場を見て回る。
手に取って比べる。
そして、自分でこれがいいと決める。
こうした一つひとつの行動は、単なる買い物ではありません。
自分の意思で選び、自分の暮らしを自分で営んでいるという実感にもつながっていきます。
もちろん、身体の状態によっては見守りや手助けが必要になることもあります。
母の場合も、重たいものや持ち運びが大変なものは、私たち家族が代わりに購入するようにしています。
けれど、できないことを補うだけでなく、今できていることをどうすれば続けていけるのか。
本人の思いや希望を大切にしながら考えることも、介護に携わるうえで大切な視点だと思っています。
歩くスピードはゆっくりになり、以前と同じようにはいかないことも増えてきました。
それでも母には、これからも自分の目で見て、好きなものを選び、買い物を楽しんでほしい。
そんな願いを込めて贈ったバッグです。
何気ない日常のひとコマかもしれませんが、母が自分らしく暮らしていくための時間を、これからも大切にしていきたいと思っています。


コメント
お母様のお写真ステキ!おしゃれさんですね。
高齢者を狙うなんてどんなやつだろう、許せないっ!
エミータさん、今晩は😊
心配なことも増えてきましたが、これからもできるだけ楽しく出かけられる時間を守ってあげたいなと思っています🍀
温かいコメント、ありがとうございました。