高齢になると、ごはんを食べているときだけでなく、おしゃべりをしているときや寝ている間にも、お口の中の小さな変化が起きていることがあります。
「最近、むせなくなったから安心」そう思っていたら、実は気管や肺の方へ入ってしまっていることも……。
目に見えにくいからこそ、日頃のちょっとした工夫で大切な人を守ってあげたいですよね。
まずは、むせない肺炎の仕組みと、毎日の暮らしでできる基本のポイントを一緒に確かめてみましょう。
ムックとテンの
「むせない肺炎(不顕性誤嚥)予防」ガイド
「むせない肺炎(不顕性誤嚥)予防」ガイド
STEP 1
「むせない誤嚥」に気をつけて!
高齢になると、飲み込む力や咳をする力が弱くなり、食べ物や唾液が肺に入っても、むせないことがあるんだ。これを「不顕性誤嚥」というよ。気づかないうちに起こることもあるから、普段の様子を知っておくことが大切だね。
STEP 2
まずはお口をキレイに(口腔ケア)
お口の中の細菌を減らすことは、誤嚥性肺炎の予防につながるよ。食後の歯みがきはもちろん、舌や入れ歯のお手入れも忘れずに。毎日の口腔ケアを習慣にしよう。
STEP 3
しっかりお水をとろう(水分補給)
水分が不足すると、お口の中が乾燥しやすくなるよ。細菌が増えやすくなり、痰(たん)もネバネバして吐出しにくくなっちゃうから、脱水予防がとっても大事だよ。起床後や食事の前後など、こまめに水分をとる習慣をつけよう。ただし、飲み込むときにむせる方は、飲み物の種類や飲み方に気をつけてね。
STEP 4
体を起こす時間をつくろう(座位)
ずっと横になっていると、活動量が減り、体力も落ちやすくなるよ。食事のときは上体を起こして座り、食後もすぐに横にならず、しばらく座って過ごそう。無理のない範囲で体を起こす(座位)時間を増やしてあげると、肺炎の予防にすごく効果的なんだね!
介護の毎日では、「あれもやらなきゃ」「これも気をつけなきゃ」と難しく考えてしまうこともありますよね。
でも、図解で見たポイントはどれも、いつもの生活の中で“ほんの少し意識を向けるだけ”で始められることばかりです。
お口をすっきり整えてあげたり、お気に入りの湯呑みでお水をひとくち勧めたり、窓の外を一緒に眺めながら体を起こして座ってみたり。
そんな日々の小さな積み重ねが、大切な人の穏やかな毎日を支えていきます。
あせる必要はありません。
ご家族もご本人も無理のないペースで、できることからひとつずつ心地よく取り入れていけるといいですね。


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