お庭やベランダに深みとダイナミックな表情を与えてくれる「トウゴマ(唐胡麻)」。
あの深い銅葉の雰囲気がとても好きで、今年は『ブラックナイト』と『ニュージーランドパープル』という2つの品種を、種から育ててみることにしました。

鉢植えで育てる夏の日常と、秋にかけての変化
トウゴマといえば地植えで大きく伸び伸びと育てるイメージがありますが、今年は大きくなりすぎないよう、あえて鉢植えで育ててみました。
(※昨年の地植えの様子↓)

ところが、少し小さめのプラ鉢を選んでしまったため、夏の盛りにはうっかり何度か水切れを起こしてしまうことに……。
それでも、この子たちの生命力は本当に旺盛です。
お水をあげると翌朝にはしゃきっと元通りの姿に戻ってくれて、そのたくましさに何度も励まされました。
葉の色については、8月末頃まではどちらの品種もよく似た色合いで、それほど大きな違いは感じられませんでした。
『ブラックナイト』

『ニュージーランドパープル』

※撮影する時間帯や日差し、天候によっても写り方が変わるため、写真では少し分かりづらいかもしれません。
9月に入ると葉色に変化が現れました。
『ニュージーランドパープル』が、思わず見惚れてしまうほど深くて濃いブロンズ色へと染まり始めてくれたのです。

秋が深まるにつれて茎も鮮やかな赤紫色に染まり、とてもシックで印象的な姿を見せてくれました。

秋に実るユニークな「イガイガ」の種
そして、秋が深まってきた10月初旬、トウゴマの実が形作り始めました。
トウゴマの実はとても面白く、まるでウニや栗のようなトゲトゲ(毬)に包まれた、独特なイガイガの姿をしています。
赤や紫を帯びたこのイガイガした姿も、お庭のアクセントとして存在感抜群です。

このイガイガが乾燥してくると、中から「カメムシ」や「ウズラの卵」のような美しく神秘的な斑紋模様を持った硬い種子が現れます。
見た目も非常にユニークで、観察しているだけでもワクワクしますね。
種まきと、気長に待つ発芽のポイント
このトウゴマ、種から育てる時に少しだけ「気長なお付き合い」が必要になります。
その理由とポイントをまとめてみました。

1. 種皮がとても硬い
一晩お水に浸けてふやかしてから蒔くのが一般的ですが、皮がかなり硬いため、そのままではなかなかお水を吸ってくれません。私は爪切りやヤスリで種皮にほんの少しだけ傷をつけたり、切り込みを入れる工夫をしています。
2. 発芽までじっくり待つ
一番のポイントは「あせらないこと」です。土に蒔いてから2週間ほど経っても芽が出てこないと、「全滅してしまったのかな……」と諦めてしまいたくなりますよね。

実は私も昔、失敗したと思って処分しかけたポットを庭の隅に置いておいたところ、忘れた頃に芽を出して驚いた経験があります。
「もうダメかな?」と思ってから、さらに2週間ほど見守ってあげてください。
ある日ひょっこり可愛い芽と出会えるはずです。

ご家庭で楽しむ際の大切な注意点
とても魅力的で、庭でもひときわ存在感を放つトウゴマですが、種には強い毒性(リシンという成分)が含まれています。
そのため、誤って口に入れることがないよう、小さなお子様やペットのいるご家庭では手の届かない場所で保管・管理するなど、十分な配慮が必要です。
正しく安全に管理してあげれば、決して怖い植物ではありません。
他にはない独特の存在感と、季節ごとに移り変わる美しい葉色。
そしてユニークな種(たね)の形まで、育てる楽しみをたっぷり届けてくれる魅力いっぱいの植物です。
ぜひみなさんも、この魅力を楽しんでみてくださいね。


コメント
ムッちゃんさん!(^▽^)/たっくさんの☆をありがとうございます。m(__)m
もしやこれが最初の記事ですか?( ゚Д゚)( ゚Д゚)
なんとシックでカッコいい植物!根気良く育てるのがコツとは!むむ!
じじいもゲラニウムの種を蒔いてみたことあるんですが、(/ω\)一向に芽が出ずで。(笑)殻に傷つけてみたんですがねえ??うーん??